オーダースーツ 2023.03.15
春夏・秋冬スーツの違い
皆さんこんにちは!
気温も徐々に上がってきて過ごしやすい時期がきました。
衣替えの時期ですね。
この時期になるとお客様から聞かれる事があります。
「以前(前回)購入したスーツは春夏物か秋冬物かどちらですか?」
明らかに起毛感のある冬物なら判断しやすいのですが、一般的に合物(春・秋・冬)の
生地だと確かに分かりにくいのかもしれません・・・
判断材料として既製服の春夏物はジャケットの裏地が背抜き、秋冬物が総裏なので
分かりやすいです。
しかしオーダーでは指定できますので春夏物でも総裏でお作りできます。
その理由としては主に夏場はほぼジャケットを羽織らないという方が多いからです。
こちらから提案する際は夏場でも良く外出される方はYシャツの汗が生地に付着するので、
それを防ぐために総裏のお話をすることもあります。
お客様の中には自分で判断しやすいように春夏・秋冬でデザインを分ける方もいます。
スラックスの裾を春夏はシングル、秋冬はダブル
ジャケットのベント(後ろの切れ込み)をセンターとサイド
秋冬のジャケットは良く着用するのでオプションのデザインや高級釦を選ぶなど(笑)
私達スタッフは生地の織や触り心地などでおおむね判断できるのですが
例をひとつ
上の紺がうっすら斜めに織がはいっているのがおわかりでしょうか?
こちらが綾織りの合い物生地
下の黒が平織の春夏生地です。
デザインで区別するのもオーダーの醍醐味ですので、
皆さんもお試ししてはいかがでしょうか。